About
Akinori Ikeda / 池田明貴範
フィンランドのトゥルク市に住むカメラマン、AKIです。
妻が念願のトゥルク大学に合格したのを機に、2023年8月に家族4人で渡欧。それまでの安定を捨てて心躍る新しい生活へと踏み出し、新たな挑戦が始まりました。
海外なので当然ではあるのですが、妻は英語で英語の授業を受けてレポートを書くという忙しい日々が始まり、6歳と9歳の子供たちは現地の小学校に通わせることにしたので、彼らも言葉の通じない多国籍のクラスメイト達とフィンランド語をゼロから学ぶという、未知の世界に飛び込むことになりました。
私にとっても40歳にして初の海外生活に挑戦。知り合いもなく、英語もほとんど話せない状態での出発でしたのでかなり難易度の高い生活が待っていました。更にフィンランドでは基本的にすべての表示はフィンランド語が使われており、やはり語学無しではフィンランド生活はスムーズにいかないため現在はフィンランド語学校に通い、クラスメイトや友人と体当たりで英会話も練習しながら、フォトグラファーとしても活動を進めています。そんな私の日々の出来事は主にインスタグラムのストーリーズで紹介していますので、ぜひご覧いただけたら嬉しいです。
理念と展望
私の理念は、多くの人々に感動と喜びを届けることです。
自然の中で育まれた経験と、機械設計のエンジニアとして得た観点から、アルネ・ヤコブセンのデザインに触発され、デザインと写真の世界に身を投じました。2013年、彼の作品であるドロップチェアとの出会いは、私の人生を大きく決意させる出来事であり、その時の圧倒的な感動とワクワクした気持ちは今でも私の活動の根源にあります。私も「大きなワクワクや感動を違う形で誰かに伝えられる人になりたい」「多くの人々に心温まる体験を提供したい」。これが私の理念であり使命となりました。
現在、私はフィンランドで活動し、写真や映像を通じて、人々に幸せな瞬間を届けるとともに、日本とフィンランドの文化交流を促進することを目指しています。私の日本での事業ブランド「SHIZUKU」は今でも私の中で息づいていて、その名の通り、一滴の感動が波紋を広げ、国を超えて多くの人々に広がることを願っています。
Business info
2024: Photographed Director Koki Mitani at the screening of Let's Talk about Suomi at the Helsinki International Film Festival 2023: A product development reality show, Still Edible 2023: Relocated to Finland 2022: Studio design for another company 2020–2022: SHIZUKU Studio 2020: Official photographer for Zexy 2020: Wedding photography featured in Asahi Shimbun 2020: Featured in Shizuoka Asahi TV and aired on Tokimeki Shizuoka 2019: Official photographer and promotional work for Minobu-san Kuonji Temple 2019: Official photographer for Mishima Skywalk 2019: Traveled to Taiwan to deepen photography skills 2018: Official photographer for Winkle Shizuoka 2017: Exhibited photographic works at Shizuoka City Museum of Art in the Danish Design Exhibition 2017: Held a solo exhibition, Living with People of Denmark 2016: Asahi TV Culture Center photography instructor (4 years) 2014: Launched SHIZUKU's design and video production business 2014: Traveled to Denmark to explore the designs of Arne Jacobsen 2013: Mentored by wedding photographer Wataru Takeda
In Finland ・Maailman musiikin keskus ry ・My Suomi Oy ・International Women Alliance • Turku ・Touch Wood ry ・Blanc Studio ・aqu.at.ics In Japan (Over 100 Clients) ・Recruit Co., Ltd. (Zexy / Hot Pepper Beauty) ・Yonex Co., Ltd. ・Mynavi Corporation ・Windam Corporation ・Five-Up Corporation (Bonne Couleur) ・PAL WIZ Corporation ・Fukukobo Corporation (Shizuoka Showroom) ・ShanSon Cosmetics Inc. ・FC Central Laboratory Co., Ltd. ・Access International Inc. ・Hinode Publishing (Fashion Magazine Fine) ・Mama Yume Radio ・Hotel Grand Fuji etc.
My Story
1984年に静岡県清水市で生まれ育った池田明貴範(AKI)は、海や山に囲まれた自然豊かな環境の中で、芸術への情熱を育んできました。幼少期には友人とともに小魚を捕まえては家の水槽で飼い、その姿を眺めることに楽しみを見出していました。また、絵を描くことが大好きで、サッカー、水泳、書道といった特技も磨いてきました。さらに、同年代の多くの人と同様にゲームにも熱中していました。
北見工業大学で機械システム工学を専攻し、卒業後は東芝キャリアで6年間勤務。省エネモデルや大型チラーの開発に携わり、特許を取得したほか、冷凍空調学会で論文を発表し、特別審査員賞を受賞するなど、数々の功績を残しました。
転機
設計の仕事にやりがいを感じていたものの、2011年の東日本大震災が私の人生観を大きく変えました。この大災害をきっかけに、「自分の人生とは何か、本当にやりたいことは何か?」と自問し、2012年に退職を決意しました。
デザインへの憧れと確信
退職後、北欧の家具やインテリアに魅了され、特にアルネ・ヤコブセンのドロップチェアに強く惹かれました。その感動から、2013年にデンマークへ渡航。ヤコブセンが在学していた大学を訪れたり、さまざまなデザイン作品に触れ、ドロップチェアが唯一存在するSAS Royal Hotelのスイートルームに7回目の交渉の末、ようやく入室できた瞬間は、本当に胸が熱く高鳴りました。この感動は今でも鮮明に覚えています。 ヤコブセンのデザインは装飾を排除し、純粋な形とラインに焦点を当てています。自然との調和を意識し、自然の形状や色彩を取り入れることで環境に溶け込むデザインを目指していました。彼のデザイン哲学が私に強く影響し、私も「大きなワクワクや感動を違う形で誰かに伝えられる人になりたい」と確信しました。そして帰国後、この感動を根源として「SHIZUKU」としての事業をスタートしました。
カメラマンへの転身
写真技術の始まりは2013年、私自身が最高のカメラマンだと感じていたウェディングフォトグラファー武田渉氏との出会いから。厳しい修行を経て、基礎技術と創造力を磨き上げました。この経験が、現在の高い技術力と独自の視点を支えています。
主なプロジェクトとクライアント
Akiはリクルート株式会社の『ゼクシィ』やヨネックス株式会社、J1リーグ選手のウェディング撮影など、名のあるクライアントの依頼も受けています。特に2020年からスタートした「ハピプロ」という家族写真イベントは大成功を収め、最大50組の家族を一日に撮影するなど、その人気は非常に高いものでした。2019年からは、日本仏教三大霊山・久遠寺でのウェディング撮影にも関わっています。
独自の技術とスタイル
Akiの撮影スタイルは、瞬間を完璧に捉えることに重点を置き、加工やAIに依存せずリアルタイムで高品質な写真を提供します。光のコントロールに優れ、夜間撮影でもカメラの性能に依存せず、スキルで美しい写真を撮影します。何より大切にしているのはクライアントとのコミュニケーションで、写真は被撮影者とAkiとの共同作品だと考えています。そのため、撮影の時間をお互いにとって楽しいものにするよう努めています。企業撮影では新しいアイデアを提案し、短時間でクライアントの要望に応えることができます。